2010年07月02日

スパコンを理解できないマスコミ?


事業仕分けで扱われた「次世代スパコン」の何が問題だったのか理解できていない人々の多いことよ。

《日の丸スパコン正念場 「国策」中国 トップ10に2社 (1/3ページ)》2010.6.26 05:00

理学用途の研究のシミュレーション用に高速な計算力が必要だからこそのスパコン。
国産コンピュータメーカーを食わせるためのスパコンではない。
研究のためならば、Intelプロセッサで汎用ベンダーによる競争入札でさっさと完成していたかもしれないのに、独自アーキテクチャの開発とかなんとか、メーカーの腰が引けて撤退になるような迷走を行って時間を浪費したからスパコンを理解する多方面からの批判を浴びたのが、「次世代スパコン」だ。

今年中に立ち上がって、今現在国内最速な原研スパコンの12倍の性能が期待される「TSUBAME2.0」を無視する取材力不足なサンケイの記事。

《東工大、「TSUBAME2.0」の概要を発表 - 3枚のGPUを1台のサーバに搭載》

《東工大の次世代スパコン「TSUBAME2.0」の全貌が明らかに -ハード編-》

「CPU」+「GPGPU」という構成によって、「CPU」だけの場合の10倍を越える計算力を1ノード辺りで引き出せるという想定で、日本一のスパコンになり、中共の「星雲」も抜き、世界第2位のポジションで今年後半の「スパコンTop500」入りを狙うということらしい。

■スパコンのアークテクチャ解説と自身の「GRAPR-DR」を織り交ぜる牧野氏は、
「84. Top500, Fermi (2010/5/31 書きかけ)」
で、
「中共の星雲スパコンはCPU+GPGPU用のソフトのチューニングを行っていないのではないか?ハード規模の割には計算力が十分には見えない」という評価。
ドンガラは用意したものの、ソフトウェア技術の蓄積という面で中共はスタートラインについたばかり。ソフトのノウハウ蓄積が進めば、より上位の数字を叩き出す可能性があるということか?

まぁ、中共だからスパコンの用途は、米国の後追いで核関連シミュレーションとかの軍事技術優先だろう。


  • 佐藤 哲也
  • 発売日 : 2007/08/16
  • 出版社/メーカー : ソフトバンククリエイティブ
  • おすすめ度 : (4 reviews)
    5コンピュータを完全に侮ってました。
    4シミュレーションでどこまで?を考えることのできる良書
    4地震予測はなぜ難しいか?
    4動的平衡にあるシステムをホリスティックに考える


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posted by kurapat at 00:28| Comment(0) | TrackBack(0) | サイエンス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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