2012年04月06日

書評-「反原発」に不都合な真実


■原発の爆発は水蒸気爆発ぐらいと思い込んでいて、化学反応で分解された水素が再び水になる水素爆発を知らないという無知をさらしてしまった。

ところで、「3.11」復興の最大の障害となった「福島第一原発」だが、ヒステリックに「反原発」や「脱原発」を叫んでも解決にはならない訳で、「ではどうするんだ?」ということを冷静に考える根拠になる資料はどこにあるのやら?

「Amazon売り切れですいません」などと著者が書いているが書店で簡単に入手できた《「反原発」に不都合な真実》は、立て板に水とばかりにデータを引っ張ってきて「反原発は非現実的」だと主張する本。

一方で、「原発狂いの藤沢数希の詭弁」というブログ記事は「俺は火力発電所に関係していたことがある。藤沢の火力発電所関係のブログ記事はでたらめ。ついでに地球温暖化なんて詭弁知るか!原発は危険!。データ捏造するな」と批判。

コメント欄に「藤沢を批判するなら批判根拠のデータも示して」と負のコメントされていた。

「ドイツやイタリアが原発廃炉へ舵取りした」と騒ぎ立てる人々は両国がフランスから電力を買い取ることとフランスの原発依存度の高さを無視している。

「仏原発で小規模の火災、放射能を帯びた冷却水漏れる」2012年04月06日 08:10 発信地:レンヌ/フランス


■チョット前まで「地球温暖化対策」で「脱石油エネルギー」とか騒いでいた人々は今はどうしている?
「君子は豹変す」とばかりに「脱原発」で「火力発電所でガンガン石油を燃やしても仕方ない」と宗旨替えでもしたのか?
「天然ガスならクリーンじゃないの?」と炭素エネルギーであることに変わらない天然ガスに幻想でも抱いているのか?

マスコミから「地球温暖化」の声が聞こえてくることは最近ほとんどない。政府の温暖化対策関連部署が「予算を立てた」とかいうニュースが流れる程度。
マスコミは「もう人類終わりだ!」とパニックを煽って本や雑誌を売ったり、視聴率を稼ぐ手段にしているだけのパニック演出家だということを理解しない層が「情弱」と呼ばれるだけ。

■結局は今の原発は耐震性に著しく劣るから、停止せざるを得ない。だが、現状では石油価格の高騰を理由に東電だけでなく日本国内の各電力会社が値上げを主張する下地が醸成されつつある。
そして電気料金値上げの製造業や市民生活への影響がどの程度のものか?無視する原発反対派といった構図が続きそう。

その状況下で「耐震性など信頼度の高い原発」に置き換えを進めるか、「自然エネルギーへ転換」と称して供給力不安定で高コストな状況を続けて、製造業の失血死に至るか、きちんと考えていかなくてはならない。


「福島第一原子力発電所-Wikipedia」
「福島第一原子力発電所事故-Wikipedia」

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posted by kurapat at 22:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 書評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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