2012年04月11日

レーザー核融合一歩前進か?


■核融合といえばトカマク型ITERプロジェクトのスパコンは運用開始されたが、レーザー方式の研究も死んだわけではない。

知名度の低い大学院大学がレーザー核融合の実験で反応回数と持続時間の記録を更新したらしい。

痛いニュース:
「史上初、日本がレーザー核融合に成功 1トンの水素から90テラワット抽出可能」2012年04月08日

静岡新聞:
「レーザー核融合、連続反応に成功 光産業創成大学院大など」  (2012/4/ 5 08:55)
光産業創成大学院大(浜松市西区)は4日、浜松ホトニクスやトヨタ自動車などとの共同研究で、レーザー核融合反応を「爆縮高速点火」による手法で100回連続して起こすことに成功したと発表した。同手法での連続反応は世界初。効率良く大きな熱エネルギーを生み出す手法での達成に、同大学院大の北川米喜教授は「レーザー核融合発電の実現に向けた第一歩を踏み出せた」としている。
 レーザー核融合発電は、海水に含まれる重水素と三重水素を混合した燃料にレーザーを照射して核融合燃焼を起こし、そのエネルギーを発電に利用する理論。CO2を排出せず、原子力発電に比べ放射性廃棄物も極めて少ないため、次世代技術として注目されている。
 爆縮高速点火は、レーザーで燃料を一度圧縮してから、点火する手法で、共同研究では、レーザーの連続照射装置を開発。燃料の2対の重水素の薄膜を回転させ、2方向から照射することで、核融合反応を毎秒1回のペースで連続的に起こすことができたという。今後は実用化に向けて、レーザー装置の高出力化などに取り組む。
 今回の成果は9日、米国物理学専門誌「フィジカル・レビュー・レターズ」電子版に掲載される。

日刊工業新聞:
「光産業創成大学院大、爆縮高速点火方式の連続反応を実現−核融合発電に一歩」掲載日 2012年04月05日

スラッシュドット:
《「レーザー核融合」、毎秒1回の100連続反応に成功》

404 Blog Not Found:
《news - 「俺、核融合発電所が出来たら結婚するんだ」》

逃げ水のごとき「核融合実用化」が2050年までに本当に実用化できるか?と辛口だが、太陽光や風力は土地など所要条件に限りがる。

これとてすべての人々が恩恵をこうむるわけではない。昔のSF「スカイラーク3号」で姿として3番目に登場する完全ヒューマノイド系異星人は惑星の空き地のすべてを潮力や風力発電施設で埋め尽くして、それでも電力が足りないという設定だった。
敵役フェナクローンに対抗する助力になるのは人口と協力する姿勢ぐらいという低い扱い。





■ところで日本国内のレーザー核融合研究の総本山は大阪大学ではなかったか?とググれば、

日本経済新聞-ものづくり進化論:
《阪大・浜ホト・トヨタが挑む「夢の発電設備」 レーザー核融合》2011/9/6 7:00

「光産業創成大学院大はトヨタと大阪大学の協力を得て浜松ホトニクスが主導する大学院大学。
光技術一般の実用化を目指す研究機関として設立された」と日経の記事にはある。
だが、レーザー核融合研究部門だけが阪大とトヨタの支援を受けているのではなかろうか?
国立大学では独立乙行政法人化の影響で予算に不自由。私学として別に研究しなくては、研究そのものを行えないぐらいに磁気封じ込め方式に国が傾倒しているとか、そういった事情がありそうだ。

日経記事では米国NIF計画が順調なようにさらりと流されている。
しかし、ITERを一時期米国が離脱していたが、復帰。その辺りの事情は不明なものの、オバマ政権下でレーザー核融合実験施設の建造費高騰が問題視されていたらしいとか何かで読んだ記憶がある。

「光産業創成大学院大-Wikipedia」
「ITER-Wikipedia」



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posted by kurapat at 14:25| Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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