2007年05月01日

書評−百姓から見た戦国大名

「百姓から見た戦国大名」は、応仁の乱以降続いた飢饉と略奪、村落間の境界・水利権争いが沈静化したのはようやく元禄の頃だったとしている。
戦国大名の存在意義とは、領内での揉め事に公事として公平な採決を行い、武力衝突を起こさせないことが期待された、とはこれも目から鱗。

「下手人」の元になったかもしれない言葉「解死人」というのは、作家岩井三四ニの小説にも登場。村落間の争いなどの主犯として、死者などの被害を出した側へ和解条項として加害側から出され、責任を取って殺される役割の人。
本当に主犯とは限らず、村落内で一番立場の弱い人間が生贄になった可能性もある。

「百姓から見た戦国大名」黒田基樹、ちくま新書

百姓から見た戦国大名 (ちくま新書)百姓から見た戦国大名 (ちくま新書)
黒田 基樹

筑摩書房 2006-09
売り上げランキング : 5489

Amazonで詳しく見る
by G-Tools



トップページ
posted by kurapat at 15:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本史 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
キャッシング
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。