2007年07月12日

海底からの生還

「海底からの生還」光文社文庫は沈没潜水艦からの救助事例を題材にしたノンフィクションあるいはノンフィクション風小説?

第2次世界大戦直前、1939年初夏に北米東部沖で公試中の潜水艦スコーラスが潜航に移ったら突然の浸水でバランスを崩して着底。海底の彼らを救うべく駆けつけた者達の指揮を取るのは救命鐘(レスキューチェンバー)の実質的開発者モンセン大尉。米海軍官僚機構の硬直性のウラをかくように必要なものを開発する姿勢ゆえ疎まれながらも実績を積み重ねた男。

ということで、深深度潜水用のヘリウム利用技術の実用化など潜水技術の革命を引き起こした男が、自らの開発したレスキューチェンバーで生存者を救出。ヘリウム利用のダイバー達を活用して沈没したスコーラスも回収。訳者の江畑謙介氏によればスコーラスからの救出が世界で唯一の救出例だとのこと。

■因みに今はレスキューチェンバーの代わりにDSRVと呼ばれる救助用小型潜水艇が使われている。日本・韓国・シンガポールその他西太平洋で潜水艦を運用する国の国際救助訓練が共同で行われている。
「潜水艦を救え! 西太平洋5カ国救難訓練ルポ」

「海底からの生還」ピーター・マース著、江畑謙介訳、光文社文庫
海底からの生還 (光文社文庫)江畑 謙介
光文社
2005-02-10

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posted by kurapat at 02:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 書評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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