2007年08月25日

鳥居耀蔵など

水木しげるが挿絵を描いた荒俣宏の「帝都幻談 上」に鳥居耀蔵が出ていたので、怪物的南町奉行としか知らなかったからちょっと調べてみた。

鳥居耀蔵の生家は朱子学の林家で、鳥居家へ養子に入った。彼が蘭学者に苛烈な態度で望んだのは、蘭学に元々反感をいだいていたからとされている。

南町奉行になった鳥居耀蔵は水野忠邦の天保の改革の斬り込み隊長だったが、水野の一時的失脚時の振舞いで怒りを買い、四国の讃岐丸亀へ流刑の目にあった。彼が解放されたのは明治維新だった。
流刑の間に鍼灸医として周辺住民を診察したこともあったというから、「死ねぬ」と己の養生につとめたのが明治維新まで生き延びた原動力だったのだろう。

一方、チョット紛らわしい名前の鳥居龍蔵は東京帝国大学に留まれなかった人類学者。象牙の塔を離れ、在野の研究者として満洲から沿海州までの少数民族の研究フィールドワークで名を高めていった。果たして系図の上で鳥居耀蔵とつながりがあるのだろうか?


「帝都幻談 上」荒俣宏、文藝春秋

「帝都幻談 下」荒俣宏、文藝春秋


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posted by kurapat at 12:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本史 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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