2007年06月08日

書評-これから食えなくなる魚-

「これから食えなくなる魚」は将来の漁業資源枯渇を憂い、漁師や行政の無為無策(セクショナリズム)を嘆く本。

読んでると、今の漁師の悪影響を受けないように分離された新しい漁業従事者を養成し、魚種交替にフレキシブルに対応できるタンパク源確保手段としての個人営業ではない企業化された漁業を造るべき、と暗に言っているように受けとれる。

《深層水「湧昇」、海を耕す!》が今世紀全体としての海の食料供給能力を上げようとする視点なのに対し、現状の漁獲量をピークとする国際的奪い合いの構図と見なして「このままじゃ日本の漁業は駄目」とネガティブになっているといえる。

因みに著者は捕鯨のタフネゴシェイターとして国際的に名が売れているらしいが、「かつての松岡洋右のようにタンカを切って、国際捕鯨委員会を日本が脱退することにならなければいいが?」などと2ちゃんねるで誰かが書いていたような気がする。

「これから食えなくなる魚」小松正之、幻冬舎新書。

幻冬舎
2007-05

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posted by kurapat at 14:30| Comment(0) | TrackBack(0) | サイエンス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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